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原始自分の世界へようこそ

2005.06.12
原始自分。


それはまだ名前も個性も何もない時の状態。

考えることもできない。

感じることは出来る。

心地良いとだけ。


心を防御する術も必要性も感じていない。

警戒の意味すら知らない。


何かに守られてふわふわと浮いている。

でも、守られていることはわからない。

そして、浮いていることさえもわからない。

それは、とても気持ちよい世界。


誰もが一度だけ通ってきたことがある。

知っているはずなのに決して思い出すことはできない。

どこかにいる。きっといる。

原始自分へ近づかせてくれる人が。思い出させてくれる人が。

人は、いつでも、ずっと、それを捜し求めている。


原始自分の世界へようこそ。

 
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