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認知の意味

2005.06.16
認知とはイメージが浮かぶこと

実験

あなたが普段使っている携帯電話を頭に思い浮かべてください。
浮かんだら「浮かんだ」と言って下さい。
「浮かんだ」

今度は、携帯電話を思い浮かべないようにしてください。
「・・・」

おかしいですね。思い浮かべないようにすればするほど思い浮かんでしまいます。

今度は頭の中にあなたの大好きな食べ物をイメージしてください。果物でもお魚でもなんでも結構です。
浮かんだら「浮かんだ」と言って下さい。
「浮かんだ」

今、あなたの頭の中には携帯電話のイメージはありましたか?
なかったでしょう。そう、もうすっかり忘れてしまっていたのです。
つまり、人の認知はイメージで処理されているということです。イメージを消す方法は一つ。別のイメージをインプットすることなのです。

自分は以前、考えないことを考えるというミスをしていました。そう、考えないことを「考えている」ではありませんか。
よく考えると無理な話です。

この実験結果が正しいとすれば、「考えない」とか「無」というイメージの与え方も変わってきます。

「無」をイメージさせる文例
「深い色の宇宙をイメージしてください。真っ黒な空間に星々や惑星が見えますね。星雲かもしれません。あなたは遠くの星々を見ています。遠くの星々を見ていると惑星や星々の光がだんだん弱くなっていきます。どんどん弱くなっていく。弱くなる。弱くなる。もう見えない。見えない。ほら、見えなくなった。なんにもない空間です。なんにもない。何もない。」

考えないをイメージさせる文例
「心を落ち着けて、全身の力を抜いていきます。普段、眠りに落ちていく時の感覚を思い浮かべてください。呼吸を整えて深呼吸をします。深呼吸をしていると、少しずつ心が落ち着いていきます。落ち着いていく。落ち着いていく。ほら、落ち着いた。今度は、全身から頭の先へ少しずつ力が抜けていきます。どんどん抜けていく。抜けていく。ほら抜けた。心が落ち着いて力が抜けていくと、今度は眠たくなってきます。眠くなる。眠くなる。すごく眠い。頭がぼーとして、もう頭の中は真っ白。真ーっ白。」

ポイント
認知とはイメージができあがること。イメージを消すには別のイメージをインプットすること。
仕事や生活に活かすのだったら、成功やうまくいったイメージをインプットすることが肝心ということになります。
インプットはマイナスの方向でもプラスの方向でもできます。
どうせならプラスのイメージをインプットして前向き、ポジティブに活かしていきたいものです。

 
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