2005年10月30日
怒るということ
怒るということについて考えてみました。
まず怒った方と怒られた方の精神分析から。

怒った方:
・怒るとすっきりする。(感情解放)
・嫌われることへの畏れ(自己嫌悪)
・存在感を示すために怒る。(自己主張)
・うまく伝えられない。→苦しい

怒られた方:
・自己否定されたと捉え、瞬間的に反発する(自尊心の防衛)
・起因に対して慎重になる。(学習効果)
→苦しい


問題なのは、それぞれ「怒り」に対して違った価値観に属するグループの者同士が怒りをぶつけた場合の「結果」です。

ではどういうグループがあるのでようか。
・怒ることは愛情表現と考えているグループ(投影)
・怒ることは虐待、否定と考えているグループ(否定)
・怒ることは自分の居場所であるかを確認することと考えているグループ(投影)
・怒ることは人間関係の崩壊(相手を傷つける)と考えているグループ(不信)
・怒ることは社会的適合性(感情抑制能力)に欠けると考えているグループ(非難)
・怒ることは素直な感情表現(自分らしさ)と考えているグループ(正当化)

中村天風の言葉で言えば「潜在意識に染み込んだ消極的な観念要素」とでも言えましょうか。この違いは育児環境による体験的学習効果であることは察しがつきます。

そこで「心構え」として、怒りへのグループの「違いがある」ということを理解すること、次に「怒り」には「効用」があるということを理解することが肝要でしょう。

次に怒りの効用にはどんなものがあるのでしょうか。

・怒りを乗り越えることで「怒っても大丈夫な関係」へのシフトします。怒りは真の理解への入り口ともいえます。
・怒りは、感情をぶつけてもいいんだという「安心感」が育つ機会でもあります。

つまり、人間関係の深化上かかせない過程であることを理解し、自己主張、自尊心の防衛、感情解放が、相手や自分の「苦しみ」を軽減するんだということを理解するのがいいのではないかと思います。

さて、あなたはどのグループに属していますか?
まず、怒りに対して自分がどのグループに属しているか理解し、次に相手がどのグループに属しているのかを理解しましょう。そして「怒り」の効用を理解し、「怒り」から逃避せず、人間関係の深化として受け止めましょう。

 
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