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怒りそうになったら「ありがとう」

2005.09.09
昨晩、怒りそうになったらとっさに「ありがとう」って言ってしまえというお話しを聞いた。

怒って「お前」とか「ふざけんな」とかといった「汚い言葉」を使うと一瞬で今まで蓄積した「信頼」が逃げていくという。

昨晩のJ倶楽部(上場を目指す社長の会)での挨拶の中である尊敬する社長が語った話しの一節。

逃げたら大変。だからすぐ心に届いた。

振返ってわが身を考えると、最近怒ることが無くなったね、とずいぶん言われる。

心の研究へシフトしてから約1年4ヶ月。人の心の動きがかなり見えるようになってきた。また自分自身の心の動きや潜在意識もかなり見えるようになってきた。

「なぜ怒るのか」がよくわかるのだ。

よくわかると「怒る」どころか、心の動きが手に取るように解かるようになるので逆に面白い。故に怒らない。

怒っている相手を「面白い」と思ってしまうあたりは、実に不遜なことで、昨日のカバラ数秘術で短所として指摘された「皮肉屋」といった自分の気質なのだろう。

でも「短所すら愛する」のが自分の心の理論。

自分の短所を愛し、相手の短所を愛する。
「愛する」は「理解する」と訳す。

短所があるから人に愛される。長所は褒められればいいが、短所は愛されなければやってられない。だから大いに短所は活かすべきである。

「俺、こんなにたくさん短所あるんだけどよろしく」っと言ってしまえば自分も楽だし、相手にも親近感が沸いてもらえて一石二鳥の効果がある。
最高の最高の自己紹介の仕方は「短所」まで含んでいることかもしれないとすら最近は思う。

自分の短所の正当化はこの辺にして、今一度、怒る心理を整理してみることとしよう。

・怒鳴る=指摘が的を得すぎていて、意表をつれた時に発する場合が多い。その裏には、自分の気持ちを相手が誤解しているので正確にわかって欲しいとか、自分の立場を考えて発言行動して欲しいという欲求、期待がある。

・手を挙げる=相手からの言葉の攻撃を辞めさせたい時に使われる。表現力、伝達力が稚拙なことが背景にある場合が多い。

・自分は悪くないと主張する=自分はいつも正しいと信じていたい。少なくとも目の前の相手にだけは自分をもっとよく思って欲しい。よく見せたい。

自分の場合、このように怒りの基本心理を理解することで「怒る機会」が減ったわけだが、とっさのときの応用力に欠ける。

複雑な怒りの要素を分析する理論武装の方法では、考えをまとめるのに時間がかかりすぎる。また自分の心のもって行き方が
中心で相手への働きかけという意味ではインパクトに欠ける。

誰でもわかりやすいように、怒りそうになったら「ありがとう」と言ってしまえ、というのは、実に単純でわかりやすい、また一瞬で怒った相手を鎮めるだけのパンチ力もある。

「笑うところに福来る。怒りそうになったら『ありがとう』と言ってしまえ」

こんな感じでこの言葉を消化していくこととしよう。
ありがとう。

 
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