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意地悪な答え方と優しい答え方

2005.06.13
事例1
プログラミングがわからない人がわかる人に質問をしました。
わからない人「コンパイルって何?」
わかる人「ソースコードをオブジェクトコードに変換することだよ」
わからない人「・・・」

事例2
アパレル会社に勤める人が不動産会社に勤める人に質問をしました。
アパレル会社に勤める人「あなたは普段どんな仕事をしているんですか」
不動産会社に勤める人「アセットマネージメントの仕事です。」
アパレル会社に勤める人
「・・・」


日常良く見かける会話です。
どちらも相手は困惑しています。どちらも答えは合っているのですが、相手には伝わらなかったようです。
伝わらなければ、結果的に相手の理解力不足を責めたり、自尊心を傷つけたりしてしまっている可能性が大いにあります。本人が意図していないにもかかわらず。

事例2ではアパレルの人は「あなたを理解したい」「仲良くなりたい」というメッセージが入っています。その裏には自分のことにも興味を持って欲しい、という鏡の潜在意識が伺えます。

正解はいろいろ考えられますが、一例を挙げると・・・

アパレル会社に勤める人「あなたは普段どんな仕事をしているんですか」
不動産会社に勤める人「僕の仕事に興味を持ってくれてありがとう。ビルとかマンションなどの不動産の資産価値を高めるような管理業務ってところかな。君の仕事も教えてよ。興味があるな。」

露骨に興味があるって言われると引く(警戒する)人もいますので、相手に応じた答え方があるとは思いますが、興味があると言われて誰も悪い気はしないのではないしょうか。

「スピーディーにやれ!」実はこれも曲者だそうです。「すぐやれ!」と言われた方がピンと来るそうです。言われてみれば確かに、「すぐやれ!」の方が今すぐやんなくちゃって気持ちになります。同じ意味の言葉なのに伝わり方が違うってなんだか不思議ですね。

ポイント
相手の理解できる言葉でわかりやすく答えること
相手の質問の意図を汲み取って応えてあげること
コミュニケーションは相手へのサービス。心のスキンシップなのです。

さて、問題です。
事例1のケースでは、あなたならどう答えてあげますか。

 
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