最近、お笑いに興味がある。
なぜかと言うと、ラファ君の一言のせい。
「癒しはマイナスをゼロにするけどお笑いはゼロをプラスにする」
そっか。なるほどと思った。
落ち込んでいる人を励ますのは「癒し」だけじゃダメなんだ。「お笑い」なんだって。
ありがとうラファ君。
さっそくラファ君とエンタメ事業部を作ってもっか参入のための準備をしている。いずれ日本全国をエンタ事業部の活動が席捲し、日本中に笑い声の輪を広げる日が来ることをイメージして。乞うご期待!
自分は何でも科学するのが好き。
お笑いを法則化するするのに最適な本を発見。その本とは、
小林昌平・山本周嗣・水野敬共著インデックスコミュケーション社出版「ウケる技術」
この本を読んだらお笑い番組がビデオ教材のように見えるから不思議、あら不思議。
みんな法則どおりに話しているではありませんか。
ひょっとしたらお笑いは最強の営業マニュアルになるかもしれないと感じた。これはまたもやビジネスチャンス到来か!
基本戦略
・コミュケーションはサービスである
・ツッコんで欲しい人にツッコミを入れないのは失礼である
・ガイジン化すること
・逆境で粘り強いこと
・神の視点で見ること
・逆を狙うこと
・チューニング力があること
・番組化すること
詳細は本を読んでね。
お笑い技法各篇
・ツッコミ:相手の面白さに気づき拾うこと
例「ムードある素敵なところがいいな」「歌舞伎町に素敵なホテルがあるよ」
・建前:思っていないことをオーバーに言う
例「話聞いてるの?」「君の言葉が頭の中でこだましているよ。まるで洞窟の中でヤッホーしたみたいに。」
・カミングアウト:自分の恥ずかしい部分を告白する
例「変なこと考えているんでしょ」「正直、真ピンク!」
・前置き:後に続くセリフの心の準備をさせる
例「こんなこと言うのはなんだけど。先輩、ダメ人間ですね」
・分裂:セリフと言葉、セリフと態度を逆にする
例「(笑顔で)すみません。ビンタしていいですか」
・自分ツッコミ:暴走した自分にツッコミを入れる
例「はい、言葉に心がこもってないってよく言われます!」
・下心:下心をあからさまに口に出して言う
例「そんな遠慮しなくていいんですよ」「そんなことないですよ。だって気に入られたいんですから」
・タメ口:目上の人に友達感覚で話しかける
例「そんなかしこまらなくていいよ」「じゃ、おっちゃん行こうか」
・恐縮:極端に下手に出る
例「頼んでもいいかなぁ?」「なんなりと私は貴女様のしもべです」
・切りかえ:会話の矛先を急に変える。全体に呼びかける
例「どうツッコンでいいのやら・・・」「えー!?。みなさん、こんなことが許されていいんでしょうか」
・詭弁:屁理屈で説得する
例「日本人はフランスのものならなんでもブランドだと思っている。例えば古新聞。あー文化の香りー」
・俯瞰:全体像にツッコミを入れる
例「何、この空気?」
・カン違い:物事を都合よく解釈する
例「これって、もしかして愛の裏返しってやつですか?」
・フェイクツッコミ:怒り口調で傷つかないことを言う
例「何見てんのよ!」
・キザ:過剰にカッコよく演技する
例「そんな素敵な子いるの?」「・・・君のことさ」
・パロディー:有名な歌・フレーズにあてはめる
例「天は俺の下に人を造らず」
・自分フォロー:自分で自分を励ます
例「負けるな俺!。俺、頑張れ!」
・ディテール化:話を極端に細部までもっていく
例「普段どんな本読まれるんですか?」「フロムAかな」
・深読み:相手の行動の裏を読む
例「都合は?」「来年まで一杯」「もてる女演出してない?」
・アピール:自分の魅力をアピール
例「やっぱ誠実さかな・・」「セックスは結婚してからにしよう」
・キャラ変:態度を急変させる
例「これ頼むよ」「えー、・・・・なんなりと旦那様!」
・同調:相手のネガティブな期待に応える
例「俺のこと馬鹿にしてるんだろ」「ちょっとだけ」
・便乗:あつかましく相手にねだる
例「おごってやるよ」「特盛で、トッピングもついでに」
・裏切り:相手に次の言葉行動を読ませておいて逆を突く
例「銀座のほら人気の喫茶店で」「えっ?スタバ?」「マクドナルドだよ」
・カウンター:普通はためらうところを即レス入れる
例「君にとって愛とは?」「ダイヤだね」
・ミスマッチ:文脈と違うものを組み合わせる
例「食べ物で何が好き?」「アボガド」「俺、アボガドに似てるってよく言われるんだ」
・粋:相手をいたわりながら切り返す
例「ちょっと話聞いてるの?」「ごめん、君に見とれてて」
・天丼:一度使ったウケた言葉を何度も使う
例「で、何がしたいの?」「デート」。「一体、何がいいたいの?」「デート」
・レッテル展開:相手の行動を一つのレッテルで解釈する
例「酒飲もうか」「よっ酒豪」、「ちょっと電話」「もう次の店予約っすか」、「終電が」「車内ならカップ酒すかね」
・悪い空気:雰囲気の悪さを共感しあう
例(マン喫茶で)「こんな所で会うなんて」「お互いに・・・」
・ロールプレイング:相手を設定に巻き込み演技させる
例(二次会への移動で)「隊長!捕虜を一人逃しました」「追え!」
・擬人化:モノの目線でコメントをする
例「風邪ひいたみたい」「風邪薬になっていますぐ飲まれたい」
・強がり:自信ありげに振舞う
例「お金大丈夫なの?」「大丈夫!まだ腕時計あるから」
・ビジュアル化:体を使って滑稽な表現をする
例「早く行こうよ」(クロールのまねをして)「今行きます」
・決まり動作:決まり動作を場面にあてはめる
例 恐縮するとき→方膝を着く 勝負するとき→腕まくりや上着投げ
・決まり文句:決まり文句を場面にあてはめる
例 紹介されたとき→ウチの○○がいつもお世話になっています
・韻:述語を揃えて対比させる
例 「ほんと頭悪いよね」「ついでに顔もね」
・ボキャブラリー:会話の面白さが増す語彙を意識する
例 ナイスショット!→ポッでございます
てなことで、お笑い法則集のメモでした。全部使いこなしたら凄いだろうな。鼻毛がお尻から出る位(←ディテール化)。
お笑いって深いなぁ。
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